二日目・本能を引き出す
お掃除するぞ!
今日は会場と森田オフィスのスタッフは朝からの努力の成果、舞台と照明が出来上がりましたので今度は客席の方に、つまりお互いの顔がみえるように並んでみました。見事にも初日とほぼ同じ人数なので舞台と客席の両わきをほぼおおう形になります。
演出家森田雄三はまず、昨日のどの人のどの場面を覚えているか聞いてみる。
案外と難しい質問のようです。しかし新しい問いかけに必死になり、自分だけでも精一杯な状態だからこそ覚えてる相手にはきっとひかれているに違いない。一旦思い出すと、喋り口調が弾んでくる。今日は記憶に残った人と組む事から始まりました。
かくチームを舞台に上げる前にもう一度一言ずつ無意味な言葉を喋ってもらいました。社交礼儀的に戸惑い、「どうしよう、なにも思い付かない」などと言う参加者は忠告を受けます。
参加者に交えて、心強い助っ人や森田オフィスのスタッフも見守っています。
舞台に上がり、照明が着くと観客は一瞬にして状況を把握しようとして色々な事に想像する。どんな状況なのか、この人たちはどんな関係なのか。色々な組み合わせを試します。うまく行くものを発展させ、設定や位置関係を決めて行くが、最初の台詞が的を得ないものはその場でボツになる。
一般の演劇とはちがって、四日の稽古で作品を作り上げる事になりますので、相手との相性が重要です。必ずしも性格の問題でもないです。しかし、同じ舞台に上がるとなぜか観客を引寄せたりくすぐったりする雰囲気が生まれると本人達の乗りも良くなります。
ステージに上がる人数が増えるとその関係も複雑化します。驚くことに、その複雑な人間関係をさくさくとほほえましく描くチームも現れました。これはきっと本番にも採用されそうです。
就職試験を受けた末弟が、父親の不在を母や姉に訴える場面が立ち上がる。
パフォーマンスを見る方も想像力を必要とします。かく場面を見るイッセーさんも乗ってきて、「この夫婦ならこんな台詞も言うだろう」と想像しながらイラストに書き加える。
「ねえ、旅行いきたいの、、、」
「だれと?」
「あなたとよ」
「え?」
「、、、」

一言喋るだけでも数十分を要す

表情を見るのが大切。

単なる友人同志に見えるのはボツ。

年相応の若夫婦に見えるのもボツ。

援助交際の設定はいかにもでボツ。

母・姉・弟が出来上がる。