参加者投稿
イッセー尾形様 森田雄三様 イッセー尾形・らの皆様へ
イッセー尾形のつくり方・宮崎編、お疲れさまでした。
「夕日が見える丘いとこ同士中高生」をやらせてもらいました、中学生女子、岡本 菫です。隣の家のおじいちゃんが宝塚にはまり、どんどん若返っていくのをみて、演劇って何やろかぁ〜と思ったのが参加したきっかけだったのですが(←失礼)
初日は、もう、なんか、「とんでもないところに来てしまった…」という感じで、慣れない標準語を実は懸命に使っていたりしました。でも、二日、三日と経つうちに、宮崎弁をつかったというのもあって、自然とリラックスした状態になりました。森田さんに言われた、「自然体で頭の中を空っぽに何も考えないでいる」をすると、何気なく言った台詞に、観た人が笑ってくれたりして、驚きを感じながらも嬉しかったです。
今まで、宮崎でずっと育ってきた私は、宮崎の暖かさとか優しさとか、いかにこの宮崎が穏やかな場所であるかを今回、ワークショップに参加して初めて知りました。「制服をきた二人の男女が並んでいるのに、不潔な感じがしないって貴重なこと…」と森田さんに言われのも、新鮮な驚きでした。そして、いいか悪いかは別にして、あまりに都会を知らない私にとって宮崎は私の世界の中心なんだなぁと思いました。
森田さんの厳しくて、でも暖かいそのまなざしに、祖父の懐かしい笑顔を思い出して、優しい気分になったのは秘密です。
本番に、イッセーさんが登場した途端に観客全員がすぅっと吸い込まれるようなあの素晴らしいオーラには、ドキドキしました。イッセーさん、森田さん、暖かいスタッフのみなさん、宮崎の皆さん、一週間の間で、たくさんの方の感受性に触れることができた私は、幸せ者でした。
来年は受験生、その前に最高の一夏の体験ができたので、そのハッピーな体験を胸に、山のように残っている夏休みの宿題を頑張ろうと思います。
(…なんか胸が切ない気持ちでいっぱいやわぁ)
最高に最高に楽しい時間をありがとうございました。冗談じゃなく本当に、一生この夢のような時間を忘れません。
「宮崎の人同士はあいさつなしで話せるの。」は現実だった
夏休みの固め取りができたので、WS昼の部に参加しました。
本番が終わるまで、ずーーっと、“なぁんか、おもしろいよなぁ”というのが基本。
でもWS初日及び2日目は、帰り道の疲労感が半端じゃありませんでした。
身体を使ったわけでもないのになぜ?・・・WSの意味や意義なんてものを脳で分かろ うとしていたからかも知れません。
3日目、東京帰りの孫の話(言葉)を違う風に捉えてオウム返しにしたのがちょっとだけうけたのか、おばあさんとして舞台にあがりました。
「はい、カット候補ね。」と翌日には言われ、孫(共演者)と2人で“残れるのか・・・?あたしたち”と不安になってあれこれ話し、公演初日の構成表に名前を見つけてホッとして、でも“いけるのか?”とおそるおそる本番の舞台に立ったら、案の定不安が透けた感じ。彼女も私も頭で考えて、そのとおりに行かないことにパニック起こしてグチャグチャになっていたのでしょう。
公演2日目も不安を抱える孫とおばあさんでしたが、孫がメインだということだけを忘れずに、飛ばさずに、返せそうな時には返すおばあさんになってみました。孫ひとりでも良かったんじゃないかなぁ・・・と今になって思います。リハのとき「おばあさん、いらねぇな。」と言った森田さん、やっぱり見えてたんですね。
それから、「民謡歌える人いる?」と聞かれて、気楽に「あ、歌えます。」と返事したのが運のつきで20年ぶりに民謡を歌って“あちゃー、下手なこと言わなきゃよかった。”という最初の思いとは裏腹に、気持ちよさと、まだ少しは高い音が自分の中から出てくるなという、ちょっとしたうれしさを感じたのは意外でした。
フワフワした6日間が終わり、通常の生活に戻った。通勤途中の交差点で、全然知らないおばあさんに「ぬき〜ね〜。こん時間帯は車が多いこつな〜。私も、ずっと働いちょった。働き過ぎち、腰も悪なったとよ。」(暑いね。この時間帯は車が多いね。私もずっと働いていた。働きすぎて腰を痛めたのよ。)などと話しかけられる。
一瞬エッ?と思ったけど、「そうですかぁ。じゃけど働かんといかん!って感じですわぁ。ジッとはしちょんなさらんじゃろ?」(そうですか。でも働かなきゃ!って感じの方ですよね。家でじっとしてるようなタイプじゃないでしょう?)と返している自分。森田さんの「宮崎の人同士はあいさつなしで話せるの。」は現実だった。
WSのときは、それはねぇやろ、と思っていたけどありましたね、ほんとに。自分の記憶にはなかったけれど、実践できるってことは、やっぱりどっぷり宮崎人。
朝の散歩のときに思った。森田さんの「はい、ダメです。」よりも「ったく、宮崎だよなぁ。」よりも、公演初日のダメ出し後、構成担当の方の「まだ見てもらってない人は、早めに来て、早めに見てもらってください!」の方が数段痛かったのはなんでだ・・・?
森田さんだけでなくスタッフの皆さんも、『宮崎、驚異的にのんびり』と呆れ、ちょっと苛立ったのかも知れない。なんだかすまないような気がして、でもまだ舞台のことや音楽隊のことに気を取られてた自分も思い出した。今更ながらごめんなさいな気分です。そして、ありがとうございました。
おばあさん&民謡の人@宮崎 でした。